【中学生が語るワールドピースゲーム】

今日は夏にワールドピースゲームを開催した学校の文化祭で、
ワールドピースゲームの発表もあるというのでお邪魔して来ました。
ワールドピースゲームに参加した子どもたちが有志チームを結成して、ワールドピースゲームの学びの展示発表をしていました。
 
 子どもたちが作った映像があったり、学んだことやそれぞれが考える平和とは?についての掲示があり、
参加者が代わる代わる案内役を務めていました。
 
 お客さんが空いた時、ちょっとだけ一人の参加者の話をしていたのですが、
 
私「最近のニュース見ていてどう思う?」
 
生徒「一時期は、北朝鮮のことすごくやっていて脅威だと思ってた。今は何も言わなくなったけど、ワールドピースゲームで自分たちが何もやってなかったけど、物事は動いていたように、裏で何かが起こっているかもしれないな〜とおもいます」
 
さらに、
 
「ワールドピースゲームって、これまで何百年分の歴史を凝縮している感じで、私たちは全ての課題を解決できたけど、これ現実だったら大変なことだなって思った」
 
と話してくれました。
 
ちなみに彼女がこうした世界の課題に興味を持ったきっかけは、私と同じ祖父母の戦時体験なんだとか。
 
それについても「もうだんだん戦争の事知っている人少なくなっちゃってるんですよね、」と心配そうに話してくれました。
 
やはり子どもの言葉から学ぶことは多いなぁ。
 
夏が終わった直後「二学期になったら変わりようにびっくりするんじゃないかな」なんて先生と話をしていたのですが、
 
先生、保護者から「○○くんが変わった!」という声が届いていると聞き嬉しい気持ちになりました。
 
 
忘れないように書いておきたいこと:今回のような展示を子どもたちが自身でやるのがすごくいいなと思ったのは、
 
・最新の音楽を掛けながら、「ここ見ていって〜」と子どもたちが声かけするので、自然!
・最新曲を使っているので「これ○○の曲じゃん」と曲によって来る子どもたちがいたこと。(私はこの曲知らなかった笑)
 
・「俺これやりたかったんだよね〜」という生徒、部活動の仲間と見学に来てるんで、すごい団体様、波及効果たかそう!
 
吹奏楽部の演奏や実行委員会のプチ演劇まで見させていただき充実した時間でした。
 
関係者の皆様、そしてワールドピースゲームに参加してくれたみんなありがとう!

“Game is Nothing” の気づき

ワールドピースゲーム・アジアの2日目が終了しました。

最初の交渉や宣言タイムがあり、生まれ持ってのリーダーだなと思わせられる素晴らしい首相宣言をしてくれた生徒に感激したり、ちょっと心配そうな表情を見せる子どもたちがいたりと、参加者の様子は様々ですが、どの参加者も頭がフル回転しているのははっきりとわかります。

今回のワールドピースゲームが、これまでのゲームと一つ異なるのは、

「30人の日本人のファシリテーターを目指す先生方」もそこにいるという事なのです。(正確には、台湾やノルウェーからの先生もいるので20名程度)

”マスタークラスを修了したものだけがワールドピースゲームのファシリテーターになれる”という事から、「ワールドピースゲームを日本でもっとワールドピースゲームを広げるためには、仲間を増やさなくちゃ!」

世界で唯一の指導者であるジョンハンターを呼ぶことを目指したのが、ちょうど一年前のこと。

Dear John-san,

We came up with this idea of the World Peace game with asian kids, China, Japan, Taiwan and Korea.  It seemed to be a very wild idea at that time, but we still think it is actually a great idea and it would be wonderful to pull things together and make it happen.

と、当時こんな1通のメールを送ったところから始まっていました。

毎回、マスタークラスは午前中に子どもたちのワールドピースゲームを見て、

午後ディスカッションベースに進行します。

昨日、今日と先生の話を聞いていると

・世の中を良くするのにずっと興味があって、ワールドピースゲームに出会った。まさにこれは今必要とされているものではないかと思った

とまさに私が2年前に感じたことと全く同じことを言ってくださっている先生方が目の前にいて、”こんなにも多くの先生が同じ方向を目指して進んでいる”ことに感動を覚えました。

その他にも、

・生徒にとってより良い先生とは何だろうか、を考える機会として

・新しいことに挑戦したい、そんな姿を見せたい

など想いを持った先生がこんなにもいることにも感動!

 

2015年の夏にオレゴンで初めてマスタークラスに参加した時に

ジョンハンターが言っていた”Game is nothing.” という言葉を今日ふと思いだし、

”そうだった、私はゲームをするためではなく、ここにいる先生たちと出会い

日本の教育、世界の問題を解決するためにここまで活動してきているのだ”と再認識しました。

ジョンハンターもしきりに、「今回の参加者の先生たちは素晴らしい!」「だんだんお互いがサポートしあったり、ファミリーになっているようだね」と

言っていて、私も本当にその通りだな〜と感じています。

 

このワールドピースゲーム・アジアが終わった時、どんなシナジーが生まれて行くのかますます楽しみになってきました。

 

マスタークラスの一場面

まずは、今回のマスタークラスにに参加していくださっている先生方本当にありがとうございます。あと3日間一緒に頑張りましょう!

ワールドピースゲーム2日目 inプラハ

ワールドピースゲーム、2日目
この日は、子どもたちが解決するべき課題が、読み上げられます。

そのうちの一つが、放射線物質による土壌汚染の問題

突然、ジョンハンター氏から

「ここに、日本から来ている谷口さんがいるんで、
話を聞いてみよう。
日本では、こういうことが実際起こったよね?」と、バトンが回って来ました。

私は、
「みんな2011年の東日本大震災のことは知っている?」

(ちなみに、ほとんどの子どもたちが頷いていました。)

と聞き、

実際に、何十、何百という家族が、
放射線汚染の影響で、自分の家を捨てることを余儀なくれたこと。
周辺に住んでいる子どもたちは、外で遊ぶことができないこと。

を話しました。

私たちにとっては、日々ニュースを通じて聞いている話だけど、
彼らにとっては、その他の土壌汚染とどう違うのか、を知ってもらう
いい機会になっているといいな。

ワールドピースゲーム・マスターコースに参加しています。

こんにちは。

私は今、11月7日〜11日にプラハで開かれているワールドピースゲーム・マスターコースに参加しています。

昨年の夏に参加してから今回は2回目。

前回は、「とにかくワールドピースゲームってなんなのよ」ということが知りたくて参加したので、
情報を得ることに目が向いていたと思いますが、

今回は、
・これまでに3度日本で行ったワールドピースゲームから、どんな学びがあったのか、
・どんなストーリーを共有することが、より深い学びになるのだろうか、
・ほかの参加者は、どんなバックグラウンドを持ち、何に惹かれてこの場にいるのか、

というようなことに私の関心は向いています。

マスターコースは、
ジョンハンター氏のファシリテーションの元、実際にワールドピースゲームが行われるのを見るという午前のセッションと
その後、ジョンハンター氏によるリフレクションのセッションと丸5日間みっちり使って行われます。

▶︎今回の参加者は、開催地であるチェコ、ロシアに住むイスラエル人、イギリス、アメリカ、オーストリア、ノルウェー
スイス、ドイツ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、フランス、そして私(日本)から来た25人の先生たちです。

会場になっている学校が、モンテッソリー教育の学校なのですが、
その影響なのか、半数近い先生が、モンテッソリー教育の専門家なんです。
一人の先生は、「これ(WPG)って、モンテッソリー教育そのもの!」と大興奮した様子で話していました。

その他には、「娘が、ワールドピースゲームに参加した」っていう人がいたり、
スペシャルケアー(発達障害など)を担当する方、歴史と、音楽が専門です、っていう人だったり、
一人一人の紹介を聞いているだけでもものすごく楽しいのですが、
何よりも今回私が心を奪われた話は、
一人のオーストリア人の先生の話でした。

オーストリアの中学校は、成績によっていく学校が決まるそうです。(日本の高校制度に近いですね)
そうすると、下の方の学校になるとどうしても移民や難民の子が集まった学校となってしまうそうです。
彼女は、そのどちらかというと下の方になる学校で働いているのですが、

「ワールドピースゲームって、まさに私たちの学校で起こっていること。
自分ゴトって置き換えられるから素晴らしい、ではなくて、
すでに自分事の子どもたちにとってどんな影響があるのか、やってみたいと思っている」

という話をしてくれました。

最近、ワールドピースゲームの危機リストに、
難民問題が加わっているのですが、これはまさにタイムリーな話題でもあり、
先生たちの多くが、この問題をどう解決されるのか、ということにとても興味を持っています。

彼女の話は、こう続きます。

「教室の中では、友達として民族や宗教を超えて仲良くしているのだけど、
トピックとして、そうしたキーワードが上がった途端に、
ヘイトスピーチが繰り広げられてしまうんだよね。」

「これは、子どもたちがそう思っているからというより、家に帰ると
家族がそういう発言をしてしまっていることの影響が大きい。
だからこそ、正面から、この問題について深く考えたい。」

と言っていました。

例えば、ボスニアから来た子にとって、戦争や対立という言葉は
「家族がみんな殺された」という記憶になったり、
お父さんがシリア人で、お父さんだけビザが降りないという話だったり、

もう、言葉もありませんでした。

ー日本で、私がワールドピースゲームをやる意味ってなんだろう。
ーもっと世界を良くするには、何か他にできることはないのだろうか。

そんなことを、考えています。

続く。

ワールドピースゲーム3日目・アメリカ大統領選の朝

11月9日(水)

アメリカで、トランプ氏の当選が決まった朝、
プラハでマスターコースを受けている世界各国から集まった先生たちが集うteacher’s roomには、
混沌とした雰囲気が漂った。

「アメリカには何人も友達がいるのよ、本当にもう今日は言葉もない。」というチェコ人の先生

「イギリスが、EU離脱票が勝ったのを見て、「この世は何が起こるかわからない」って痛感したから、
何があっても驚かない。」というイギリス人

アメリカ大統領選は、アメリカ人だけでなく、その他の国の人に大きく影響を与える、
”自分たちの”生活に影響があるのだということを実感しているということを強く感じた。

「オーストリアでも、大統領選もうすぐだよね?」 「オーストリアの場合は、誰もいい人いないけどね」
という辛口のコメントもあり。

今日はワールドピースゲームの3日目
ファシリテーターのジョンハンター氏も「今、本当に君たちの力が必要だ。世界は動き始めている。」
というセリフからスタート

ーその先に起こる結果は考えている?
ーお金は払える?
ー理にかなっている?

さて、日本はどんな選択をしていくのだろうか。

ワールドピースゲームで何度も子どもたちに問われるこの質問を、
今全ての大人に問いたい。

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